ロアーの映画ログ

日夜、字数制限と戦い続ける感想激長系戦士

【映画】ハイテンション

とにかく血が出るシーンがいい!

【ハイテンション】 2003年 - フランス - 91分

原題:
HAUTE TENSION
監督:
アレクサンドル・アジャ
キャスト:
セシル・ドゥ・フランス
マイウェン
フィリップ・ナオン
フランク・カルフン

女子大生のマリーとアレックスは試験勉強のため、田舎にあるアレックスの家を訪れる。しかし家に到着した直後、謎の男が現われ、手にした刃物でアレックスの両親を惨殺し始めて...



田舎に住んでる友達の家に泊まり込みでお勉強しに行ったら、夜中、家に変態おじさんが押し入って血がブシュー!ビュビュビュ!な展開になってしまうというフランチホラー。
いろんな人から「これはいいぞ」とオススメされていて観るのを楽しみにしていたのに、宅配レンタルしたらディスクの不具合で観れなくてムキーッ!となって返送して、お詫びの1枚無料チケットで元を取る以上の借り方をしたという個人的に曰くつきの1本だった。

わりと観始めてすぐにおじさんが来て「ハイテンション」の意味がよく分かる緊迫感に満ち満ちた映画だった。自分がこの状況になったらどう行動する?って頭をフル回転させながら観てたけど、多分私だったら頑張ったとしても警察の無能さに泣き崩れてあそこで終わる。非道な人間なのでそもそも追いかけないけど。

とにかく血が出るシーンがいい!
手すりやクローゼットとか「えっ!そんななる~?キャー!」(恐怖じゃなく興奮の悲鳴)って感じで面白かったけど、1番地味に足首が痛そう。他のところよりずっと「ぐわぁ~!」ってなる。ところで同じ日に足首が切れる映画を2本観てるな私。

それに使ってる武器もいい!
斧、チェーンソー、有刺鉄線をグルグルにまいた棒...作り手の分かりみがすごい。だってある意味、これらって殺人鬼のモテモテマストアイテムじゃん。女子力もとい殺人鬼力が高い武器ってやつじゃん。殺傷能力とはまた違う殺人鬼の様式美的な。
「違う違う拳銃じゃダメなんだ、ショットガンがいいんだ!」という作り手の思いを勝手に電波受信した。

ラストの展開はちょっと辻褄合わないところが多過ぎて「なるほど」とはならなかったものの「あれは血まみれ●●シーンが撮りたかったからああしたんだよ!」と言われたとしたら納得しかないし、辻褄とか全部抜きにしてゴア描写が良かったのでとっても面白かった。それと車のシーンとエンディングに、私の大好きなMUSEの「♪New Born」を使ってたところも良き。

(2020/09/06)GEO宅配レンタル(字幕)


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