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【映画】クレイヴン・ザ・ハンター

なんで素肌に着ようと思っちゃったんだろう?

【クレイヴン・ザ・ハンター】 2024年 - アメリカ - 127分

原題:
Kraven the Hunter
監督:
アーロン・テイラー=ジョンソン
アリアナ・デボーズ
フレッド・ヘッキンジャー
アレッサンドロ・ニボラ
ラッセル・クロウ

幼い頃に母親を亡くし、冷酷な父親の元で腹違いの弟と共に「強き者が生き残る」という精神を叩き込まれて育ったセルゲイ。
ある日、父親に連れられハンティングをしていたセルゲイは、ライオンに襲われ瀕死の重傷を負ってしまう...



公開前に「ここでSSUは一旦終了」と水を差すようなこと言ってくるし、ちょうど興行成績が伸びそうな邦画の公開ラッシュとかぶってタイミングが悪かったのもあるけど、公開からわずか1週間で1日1回上映になっていて、洋画人気が落ちてる以前に、もはや洋画を観せる気がなくない?と軽くキレ散らかしてたやつ。人気が出た邦画なんて半年くらいず〜っと上映してたりするのに...洋画好きとして本当に悲しい。

北インド映画でよく見かけるような腹筋とライオンというキーワードしか知らず、ブラパンみたいな生い立ちのキャラかと思ってたら、ロンドンのパブリックスクールが出てきたり、兄弟ものだったり、主人公たちの名前からしてロシアルーツだったりいろいろと予想外の設定だった。
毒親が原因なのは間違いないけど、映画に出てくる兄弟ってなんで拗れがちなんだろう?(カインとアベルの理?)
アーロン演じるクレイヴンが、父親より弟に寄り添ってくれるタイプのお兄ちゃんで良かったなぁ〜と思った私は、つい冷遇されてる弟側に肩入れしちゃうタイプ(ex. スカー、ロキ、ファラミア、etc...)

楽しみにしていたアクションシーンも、クレイヴン=ギャングの息子でヴィランでハンター、そして映画はR15+というだけあって、中々バイオレンスで好きだった。虎バサミ最高!

でも最後は、なんで素肌に着ようと思っちゃったんだろう?という疑問が頭をグルグルしてるうちに終わった。アレは本当に直に腹筋に着るのが正しいの?まあ、見せるべき腹筋だとは思うし、アレに合うインナーも難しいだろうし、となると素肌しかないか(ファーがチクチクしそう)。
そもそも原作のコスチュームがトンデモ衣装だらけのアメコミ界隈にしてもかなりヤバめのやつだったので、ここまで落ち着いただけで十分だと思わないと。原作通りの見た目のクレイヴンだったら、ジェフリー・ディーン・モーガンあたりが抜擢されそうなゴツさだった。

あとWikiにコミック(『クレイヴンズ・ラスト・ハント』)のあらすじが書いてあったので何となく読んでみたら、ああ見えてクレイヴンって、わりとバットマンに執着してるジョーカーと同じく、スパイダーマンに執着してるメンヘラサイコっぽさがあるキャラなの?ってめっちゃ気になった。
"一旦"を信じてSSUが再スタートしたとしても、映画でそのコミックみたいなオチは絶対にやらないだろうけど、スパイダーマンとクレイヴンがどう対決するかは観てみたかったな。

それにしても「グラディエーター」の感想に「今のラッセルなら覇気だけで虎も沈められそう」、「アオラレ」の感想に「ラッセルが熊サイズの獰猛なピットブルみたいだった」と書いた私としては、ラストにちょっとニヤニヤしちゃった。ニコライパパじゃなくてラッセルとしてなら、もしかしてもしかしたかも...?

(2024/12/22)映画館(字幕)


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