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【舞台】クレイジー・フォー・ユー

ドタバタ劇に笑い、華やかなダンスシーンに心躍らせる———これぞ人々がイメージする"ザ・ミュージカル"という楽しい舞台。

クレイジー・フォー・ユー 2024年 - 日本

劇団:
劇団四季
キャスト:
萩原隆匡 (ボビー・チャイルド)
町真理子(ポリー・ベーカー)
脇坂真人(ランク・ホーキンス)
志村要(ベラ・ザングラー)
岡村美南(アイリーン・ロス)


銀行の跡取り息子として裕福な家に育った青年ボビーは、家業を継ぐことよりもミュージカルの舞台に立つことを夢見ていた。見かねた母親から田舎町の廃れた農場の売却交渉を命じられたボビーは、そこで出会った農場主の娘ポリーに一目惚れしてしまう。ボビーは自分の得意とするミュージカルで農場を再建しようとポリーに持ち掛け、ポリーもそれに賛同するが、実はボビーが銀行の手先だとバレてすっかり嫌われてしまう。それでも諦めきれないボビーは、有名な振付師ベラ・ザングラーに変装して、再びポリーの前に現れるが...



地元公演なので油断してギリギリに家を出たら、持ってきた筈の眼鏡がなくてA席なのに仕方なく裸眼で観たんだけど、休憩中にカバンをごそごそしたらやっぱり眼鏡が出てきて、後半からやっと解像度高めに観れた(物理)。

惚れっぽい気弱な都会の男と負けん気の強い田舎の娘という構図や、女の子は女の子らしくコケティッシュでかわいくて、男の子は男の子らしくちょっと粗雑だけどかっこいい良いという、古き良き設定の舞台だった。
今の時代だとポリコレ棒にボコボコに殴られて整形されそうなやつだけど、こういうボーイズ&ガールズ的なコメディって、映画でも舞台でもたまに無性に観たくなる時がある。はちゃめちゃな設定だろうと力業のハッピーエンドだろうと、ひと昔前のコメディってどこか洒落てて品があるんだよね。

ドタバタ劇に笑い、華やかなダンスシーンに心躍らせる———これぞ人々がイメージする"ザ・ミュージカル"という感じの楽しい舞台。
ミュージカルの場合、作中の音楽を事前に知っているのと知っていないのだと、観劇した時の感動度が違うので(そうじゃない?)しっかり予習して挑むつもりが、結局だらだらして前日おさらいになっちゃったものの、結構知ってる曲があって大丈夫だった。"アメリカ音楽を作り上げた作曲家"ジョージ・ガーシュインの楽曲だそうだけど、私一体どこで聴いて知ってたんだろう?


(2024/01/07)昌賢学園まえばしホール


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